有線モニターからBAT.MANへ
従来のバッテリーモニターはモニター設置のための穴開け工事や配線施工工事などが必要であり大がかりな作業を伴います。
また、電流を計測するために大きなシャント抵抗器が必要であり、モニター装置本体との複雑な配線も必要となります。
BAT.MANはワイヤレスでスマートフォンにバッテリー情報を表示するため、施工工事が不要です。
また、シャント抵抗器も不要です。セットアップの違いを下に示します。
従来品のセットアップ
BAT.MAN セットアップ
BAT.MAN Ai3
ソーラ充電モニター用の専用端子(ボルト)が
追加になり、シャント抵抗器を用意する必要が無く、
簡単安全にセットアップを完了できます。
BAT.MAN Ai2
BAT.MAN Ai2(鉛バッテリー専用)の
後継機であり、取り付け配線は互換です。
シャント抵抗器は必要ありません。
Ai3と同じくソーラー充電をモニターすることは
可能ですが、ソーラー発電電流は消費電流
およびオルタネーター発電電流との総和(差分)
で表示されます。
取付例
バッテリーの組合せ
サブバッテリーは用途に合わせ1個のみのものから2個並列あるいは3個以上並列にしてバッテリー容量を増やしたものや、直列接続して24Vで使用しているものなど多くの種類があります。
ここでは各種サブバッテリーの組み合わせにBAT.MANを取り付けた例を紹介いたします。
ご自身の設置されているバッテリーの電圧・容量をご確認頂き、組み合わせで近い値になる様アプリ内のバッテリータイプの設定を行って下さい。
例:12V 115Ah のバッテリーを12V で2個並列で使用 → 105Ah x 2P(12V) を選択して下さい。)
<接続例>12V 105Ahのバッテリーの場合
12V系統での使用の場合 ( Ai2 / Ai2plus )
バッテリー単品 | 2個並列 |
アプリ内表示 105Ah(12V) | アプリ内表示 105Ah×2P(12V) |
3個並列 | 4個並列 |
アプリ内表示 105Ah×3P(12V) | アプリ内表示 105Ah×4P(12V) |
12V系統での使用の場合 ( Ai3 )
バッテリー単品 | 2個並列 |
アプリ内表示 105Ah(12V) | アプリ内表示 105Ah×2P(12V) |
3個並列 | 4個並列 |
アプリ内表示 105Ah×3P(12V) | アプリ内表示 105Ah×4P(12V) |
24V系統(2個並列)での使用の場合 ( Ai2 / Ai2plus )
24V直列接続 | 24V直並列接続 |
アプリ内表示 105Ah(24V) | アプリ内表示 105Ah×2P(24V) |
24V系統(2個並列)での使用の場合 ( Ai3 )
24V直列接続 | 24V直並列接続 |
アプリ内表示 105Ah(24V) | アプリ内表示 105Ah×2P(24V) |
BAT.MAN Ai3とAi2,Ai2plusの接続方法
BAT.MAN Ai3はAi2,Ai2plusと異なり、ソーラー充電器接続用端子を備えています。
これによりインバータなどの消費電流とソーラーや充電器の充電電流を別々に確認することができます。
BAT.MAN Ai3
ソーラーパネルのチャージャーコントローラのマイナス側配線をBAT.MAN左下の"SOLAR"端子に接続して下さい。
外部充電器のマイナス線などもここに接続してください。
インバータなどの電力を消費する機器のマイナスの線は本体上側の"RTN-1"と"RTN-2"に振り分けて接続して下さい。
"RTN-1"と"RTN-2"は銅板で繋がっているためどちらに接続しても違いはありません。
BAT.MAN Ai2plus / Ai2 / Ai
バッテリーに接続される全ての機器のマイナスの線を本体左側の"RTN-1"と"RTN-2"に振り分けて接続して下さい。
"RTN-1"と"RTN-2"は銅板で繋がっているためどちらに接続しても違いはありません。
他社バッテリーモニターとの共存
バッテリーモニターは他社からも多く販売され、既に多くのキャンピングカーに搭載されている場合もあります。
スマートフォンによる機動性を生かしたBAT.MANシリーズを追加する場合の配線を示します。
サブバッテリーのマイナス配線に他社製品に付属するシャント抵抗器とBAT.MANが直列になる様に配線します。
この配線にすることで、サブバッテリーを流れる全ての電流はBAT.MANと他社製品で同じになります。
ただし、シャント抵抗器に流れる電流量に応じてシャント抵抗器の両端には僅かな損失電圧が発生しますので、BAT.MANの電圧計測に数十mV程度の僅かな誤差が発生します。
通常使用においては問題の無い誤差であり、十分にご使用頂けます。